交通安全

飲酒をコントロールできない方へ

公開日 2009.06.19

会社員 男性 50代

 

私が運転免許を取得したのは高校3年でしたが、高校1年の時に酒の味を覚えてしまい高校3年の時には、平気で同級生とサロンやおでん屋で飲むようになっていました。高校卒業後、地元の大学に進学しましたが、そのころには昼から酒を飲んだりするようになっていました。そのような状態ですから、飲酒運転は日常茶飯事で夜中には、カーブを曲がりきれずに駐車中の車にぶつけてしたことがあり、それが最初の事故でした。

結婚後も連日のように飲酒運転を繰り返ししまいには、電柱に激突して車を使用不能にしたこともありました。30年前は現在のように飲酒運転に関してあまり厳しくなく、また周りも酒に対して寛容な状況であったことから、休日に家族でドライブに出かける時も片手にビールで高速道路を走らせていました。義母はいつか大きな事故を起こすのではないかと心配し「家族全員で車に乗るな」と家内に話していました。当時を振り返るといつ他人を巻き込んだ人身事故を起こしてもおかしくない状況であったと思います。その後これまで飲み続けていた酒が原因で体を壊し、37歳でアルコール依存症と診断されました。その頃には家庭崩壊寸前まできていました。私自身が病気を認め酒を断つために専門病院に入院しました、今は一滴の酒にも手を出すことなく断酒して18年になります。アルコール依存症は何十年酒を止めてもコップ一杯の酒でコントロールが利かなくなります。今は飲酒運転をしないで断酒会に席を置いて頑張っています。飲酒運転など酒をコントロールできずに悩んでいる方、そのご家族の方、断酒会の門を叩いてみてはいかがですか、解決の糸口が見つかると思います。