平成26年度留置施設視察委員会からの意見と講じた措置

2015年5月11日

1 組織・職員に関する意見

 

番号委員会からの意見の概要講じた措置又は方針
(1)  各担当官が職責を自覚し、勤務に励んで頂いていますが、留置管理業務は精神的に負担のかかる勤務であるので、専門的な産業医などが巡回して、担当官のメンタル管理に努めてもらいたい。  幹部が留置施設巡視の際に、留置担当官に声掛けをして、課員の精神状態の把握に努めるとともに、厚生課のメンタルヘルス対策事業について周知する等相談ができやすい職場環境づくりに配慮しています。
(2)  担当官の負担軽減について、どこの署も増員等が厳しい勤務環境の中にあると認識していますが、何らかの改善策を講じて担当官の負担を軽減してもらいたい。

 再任用の職員を配置したり、警察本部の護送係や署の補勤者を活用して、担当官の負担を軽減しています。

 また、検察庁事務官と調整を綿密にし合理的な護送を計画することで、護送の負担を軽減しています。

 

2 処遇に関する意見

 

番号委員会からの意見の概要講じた措置又は方針
(1)  処方薬が病院からの袋に入れたままの状態でそのままロッカーに保管していたことから、誤った処方や処分がなされるおそれがあるので、保管方法の改善が必要と思う。

 処方薬については、ジッパー付きの透明袋や透明のプラスティック容器に個人別に保管しています。

 更に、一日分を個人別の透明のプラスティック容器に朝・昼・夜・就寝前等と区分けした上で、投薬しています。

 指摘のあった署については、前記と同様の保管方法に改善しました。

(2)  被留置者との面会の際に、入浴時間が短いので、もう少し長くしてもらえないかとの意見があるので改善できないか。

 これまで、被留置者から入浴時間が短いとの要望は受けたことはないが、被留置者の数が多い場合は、全員の入浴を実施するために、個々の被留置者に早めに済ませるよう協力してもらうことはあります。

 留置施設の管理運営上や保安上から支障がない範囲の時間で対応していきます。

(3)  被留置者との面会の際に、汗かきなので、週2回の風呂を3回にして欲しいとの意見があったが、対応できるか。  衛生上必要と認められ、留置施設の管理運営及び保安上の支障等を勘案して入浴を実施しています。 
(4)  被留置者との面会の際に、運動時間が短いので、長くして欲しいとの要望があるが、可能であるか。  全面禁煙後は、すぐに居室に戻る者が多く、これまで被留置者から運動時間が短い旨の申し入れはなかったが、留置施設の管理運営及び保安上支障がない範囲の時間で対応したい。
(5)  被留置者との面接の際に「何故たばこが吸えないのか」との意見があったが、たばこが吸えない理由について、法律的な説明でなく、受動喫煙による健康被害といった実質的な理由を教示していただきたい。

 新規入場時に、受動喫煙による健康被害のため施設内は禁煙になっている旨の説明を徹底します。

 また、留置施設内に「全面禁煙」の理由について掲示しました。

(6)  外国人の通訳はどのようになっているか。

 警察の渉外担当官が行っているほか、民間の通訳人に委託することもあります。

 通訳人の少ない外国語については、関係機関と連携を密にし、対応しています。

(7)  被留置者の食事の栄養のバランスについては、どのように管理しているか。

 栄養士会から指導を受けて、栄養バランスに配意しています。

 また、指定業者の献立を事前に確認し、偏ったメニューにならないよう配慮しています。

 

3 その他

 

番号委員会からの意見の概要講じた措置又は方針
(1)  弁護人接見の際、担当官が立会できないことから、接見終了の合図を担当官へ知らせるため、ブザー又はドアの開閉によって知らせることとなっていますが、弁護士会への周知が徹底されていない現状があるので、終了の連絡方法について弁護士会へ連絡するとともに、面会室等にも表示してもらいたい。

 弁護士会へ終了の連絡方法を連絡するとともに、弁護人には接見開始時に終了合図の方法を説明し、面会室に終了合図の方法を掲示しました。

 なお、各施設の点検を実施し、ブザーの電池切れ及び接触不良等の不備があった箇所については修繕を行いました。